都筑区放課後等デイサービスFORTUNA  運動が苦手な子どもたち③

こんにちは。都筑区の放課後等デイサービスFORTUNAです。

 

運動が苦手な子どもたちの三回目ですね。

 

今回のテーマは「運動が苦手なこどもたち」として、感覚統合(療法)に焦点を当てながら話をしていますので、感覚統合というと運動や動作というイメージを主にもたれるかもしれませんが、学習面にも影響を与えているのです。

 

姿勢が悪かったり、注意散漫な場合は脳の発達に良くない影響を与えてしまい結果的に学習面にマイナス面が多いと考えられています。

 

感覚統合とは、その字のとおり脳内において異なる感覚情報を巧みに組み合わせていくことです。困り事のない人(子ども)は意識せずに巧みに組み合わせることが出来ます。すなわち、視覚や聴覚のような5感+固有受容覚、前庭覚から得た情報を日常生活の理解の基礎としていくことが自然とできるのです。そして得た情報を上手く組み合わせ、周囲の状況や環境を正しく把握し、適切な行動を取ることができます。

しかし困り事がある人(子ども)は、この機能が上手く働かないこともあるので、時に不適切な行動を取ってしまうのです。

 

要するに感覚統合療法は運動能力のみならず、子どもたちが適切な反応や行動を身につけ、学習や社会生活に適応できることを目的としているのです。

まずはそのことを覚えておいてください。

 

よって感覚統合療法によって次のような効果も期待されています。

 

・集中力の向上:適切な刺激を与えることで、子どもたちが自分の身体や周囲の環境に適切に注意を向ける ことができるようになります。

・運動能力の向上:子どもたちは身体の動きをコントロールし、姿勢やバランスを保つことが出来るようになります。

・感覚過敏や感覚適応障害の軽減:適切な刺激を与えることで感覚の過敏さや不適切な反応を緩和します。

 

 

感覚統合療法は子どもたちの生活の質を向上させるだけでなく、学習や社会参加を促進するための重要な手段となります。適切な支援をすることで、子どもたちは自信をもって活動し、より幅広く豊かな生活をおくることが出来るための1つの支援手段となります。

 

次回は具体的な感覚統合療法のやり方について説明していきましょう。

 

<続く>